こんにちは〜ららぽてすらです!
今日はみんな大好きな時系列分析のヒーロー、ARIMAモデルについてお話します!
1️⃣ ARIMAって何?
ARIMAは「Autoregressive Integrated Moving Average」の略。これを日本語にすると「自己回帰和分移動平均モデル」となります。複雑そうですが、時系列データをスマートに予測するための強力な手法です。
2️⃣ ARIMAの3つの要素
- AR (自己回帰): 過去のデータが現在にどれだけ影響しているかを表す部分。
- I (和分): データを定常性を持つように変換する部分。
- MA (移動平均): 過去の誤差が現在にどれだけ影響しているかを表す部分。
3️⃣ どんなときに使うの?
季節性のない時系列データの予測に最適。株価の予測や商品の売上予測など、さまざまなシーンで活躍します!
4️⃣ ARIMAのステップ
- データの可視化: まずはデータをグラフで見てみましょう。
- 定常性の確認: 定常性があるかどうかを確かめるために、単位根検定などを行います。
- パラメータの設定: AR, I, MAの順番でパラメータを選びます。
- モデルの構築 & 予測: 最適なパラメータを使用してモデルを構築し、未来を予測します。
5️⃣ 注意点
ARIMAは強力ですが、すべての時系列データに適しているわけではありません。データの特性や目的に応じて適切なモデルを選ぶことが大切です。
要素 | 記号 | 計算式や説明 |
---|---|---|
自己回帰 (AR) | p | Xt = c + φ1 Xt-1 + φ2 Xt-2 + ... + φp Xt-p + εt pはARの過去のデータの数(ラグ)を示す。 |
和分 (I) | d | 原系列から定常系列への変換のための差分の回数。例: d = 1 なら1回差分をとる。 |
移動平均 (MA) | q | Xt = c + εt + θ1 εt-1 + θ2 εt-2 + ... + θq εt-q qはMAの過去の誤差項の数(ラグ)を示す。 |